2015年1月21日水曜日

企業・団体の「詫び石」

 「詫び石」という言葉をご存知だろうか。ソシャゲ(ソーシャルゲーム、ブラウザやアプリなどで遊ぶ、主に基本無料かつ課金要素のあるゲームのこと。ガールフレンド(仮)や、艦これなど)をやっている方ならご存じの方も多いとは思う。
 先日も、(名前を出して申し訳ないが、誠意ある対応だった、と賞賛する目的なので、あしからず)自分がやっていたソシャゲ、コロプラの白猫プロジェクトで詫び石の配布があった。詫び石とは、バグやアクセス障害が発生した際に、企業からお詫びの意味を込め、本来課金要素である「魔導石」などといったアイテムを一定数無料配布することをいう。
 ユーザにとってはありがたい話にもなっており、無課金ユーザでも運が良ければ、課金しないと手に入らないキャラやアイテムが手に入るまたとないチャンスにもなる。

 まぁ本来、障害が起きないに越したことは無いが、どうしても障害やエラーはつきもの。それをお詫びの「石」でお目こぼししていただこう、というのが「詫び石」だ。

 このように、ソシャゲ界隈ではすっかり定着した「詫び石」。この度、大手であるSCEJA(Sony Computer Entertainment Japan)が「詫び石」対応を行った。もちろん、SCEJAはソシャゲの会社ではなく、オンラインサービスとしてはPlayStationNetworkなどを運営する会社である。

 2014年12月末、PSNに大規模なアクセス障害が発生した。その時間にアクセスしようとしたユーザは全員が障害の影響を受けたといわれ、年末、寒い中ゲームでもしよう、と思っていたユーザも多かったのであろう、大きな影響が出た。

 そのことを重く見たSCEは、PSNでゲーム購入などに使える10%OFFクーポンと、最もPSNをヘビーに使ってくれているPSPlus(月額制のプレミアムサービス。PS4でオンラインプレイが出来たり、毎月無料で遊べるタイトルなどが提供される。大体年額にしてゲーム一本分。私も契約している)会員には、その契約期間の無料延長を提供することも明らかにした。まさに、「石」ではないが、「詫び石」対応といえるだろう。

 このように、大手でも(もちろん、最早サイバーエージェントやDeNAなどは大手と呼べるかもしれないが)「詫び石」対応が定番化している中、一番企業として詫びるべきこと、「個人情報の流出」にフォーカスしてみたい。

 最近話題になった(とはいえ、そろそろ忘れられてきてもいる)個人情報流出をやらかした会社といえば、「Benesse」。本社は自分もよく買い物に行く多摩センターにある。大変大きな、立派なビルだ。自分も、小さい頃は「こどもちゃれんじ」をやっていた。その頃のデータ(今となっては、引っ越ししているのだが、実家の住所は変わっていないので、その住所)がやはり流出していたようだ。

 Benesseから書面で連絡が来て、謝罪として500円の図書カードか寄付を選べるという。さらりと寄付を選択肢に入れていることが批判を呼んだ対応ではあり、また、個人情報500円かよ、という話も各所で見たが、それでも申し訳なく思っていることは伝わった。

 さて、先日自身のfacebookでも書いたので、自分と面識のある方々ならもう目にされた話だとは思うが、公立大学法人首都大学東京の学生・教職員の個人情報がNASの設定のミスで流出した。
 
 FTPアクセスが有効になったままであったというなんともお粗末なもので、完全に人為的ミスの類だ。

  首都大学東京は問題発覚(公表)から1日経った現在も、流出しました、再発防止に努めます、という文書をpdfで公開しているのみで、おそらく流出対象に含まれている私には学生向けメールなどでも連絡は来ていない。

 まだ一日ではなかなか難しいとは思うが、事が大きくなる前に事態の収集に努め、「詫び石」ならぬ「詫び単位」を! とまでは言わないが、せめて個人個人への謝罪・事態説明のメールなどは当然出されてしかるべきだろう。我が母校なだけに、その対応をしっかりと見守っていきたい。

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