2014年11月26日水曜日

自作PCの構成語る-その2-  グラフィックボード編



 GPU編です。最初にCPUからGPUMBという主要3パーツを語ってしまうと後がgdgdになってしまうのではないかといまさらながら危惧している∫ignussです。

 では早速本題。GPUとは、Graphic Processing Unit、日本語で言うところのグラフィックボード(日本語ちゃうやん)です。これはCPUとマザーボードに対して聞き覚えの少ないパーツではないでしょうか。実は、これはなくてもパソコンとして成立するパーツですので、そういう扱いを受けます。しかし、高性能パソコンを目指すなら、必須のパーツといえ、ミドルレンジ以上のPCと呼べる条件の一つではないかと自分は考えています。

 で。そのGPU。自分の使ったパーツはASUS製、NVIDIA GeForce GTX 750Ti 2GOC GDDR5です。なにやら長いですが、すべてに意味があるので、少しずつ解説していきましょう。

 まず,ASUS。これはメーカー名です。その次のNVIDIAもメーカー名です。メーカー名が二つ。どうしたことでしょう。
 実は、NVIDIAというメーカーはチップ(演算の中心となる部分)を設計するのが主な仕事の会社で、GeForceシリーズに関していえば、チップを作って各メーカーに提供しているのです。その供給を受けてグラフィック「ボード」にするのがASUSをはじめとしたメーカーなのです。ASUS以外にはELSAGIGABYTE、玄人志向などがあります。その中でも特にOCモデル(後述)に関しては、そのチューンナップの簡易さ、安定性などからASUSは人気があります。
 OCとは、オーバークロックのことで、NVIDIAが設計した以上の性能を引き出すことです。これを行うと保証の対象外となる場合もありますが、チップには所謂「遊び」がありますので、適正な範囲でのOCは安くで高性能を得られるので、自分も場合によっては行っています。

 解説に戻ると、次は GeForce。これは、NVIDIAのチップのシリーズ名。同じNVIDIAでもQuadroというシリーズもあり、こちらは完全に業務用、動画処理、CADなどに特化したつくりになっていますので、自分はGeForceしか乗せる気はありません。Quadroに対し、ゲーム用、などといわれることもありますが、ゲームに限らず、映像編集、CADをやる人でなければ、まずGeForceを選択することになるでしょう。というか、ほぼQuadroは店頭販売しません。 ビジネス用ソフト(Adobe 製品や Autodesk 製品など)の動作保証、延長保証、Quadro独自のアーキテクチャ採用、安定性の向上などから信頼のブランドな感じですが、普通にどのソフトもGeForceで動きますしね。
 もうひとつ、QuadroELSAがほとんどだったと思いますが、一つの製品に一つのメーカーしか指定せず、細かくNVIDIAが性能などを指定します。これで安定性や保証といった付加価値をつけているんですね。

 GTXGeForceの中のシリーズ名です。ハイエンドモデル、という位置づけですが、自作erが使うグラボとしてはローエンドなモデルすらGTX扱いなので、まぁほとんどの場合GTXを選択することになるでしょう。

 750Ti750にはキチンとした意味があります。まず7。これは、GTX7世代目であることを表します。現在の最新は9ですので、2世代前になります。なんとも悔しい。まぁ、性能に不満もありませんし、いいですけどね。 5700番台の中での性能の上下を表します。普通、自作に使われるのは40 50 60 70 80ですので、下の方です。ですが、PMANGMMORPGTERAGrand Theft Auto 3などはきちんと動作しますので、不満はないですね。さすがに、動画編集ともなると非力な感じですが。
 Ti50番台の中の上位を表します。ですが、Tiがあるモデルは全GeForce中でも殆どありませんので、750760の間、と理解しておけばいいと思います。一つ言えるのは、Ti系は概してコスパ良し、ということです。
 
 2GOC。これは、ビデオメモリ(全システムに対するRAMのように、GPUが独占して使うRAMのようなもの)2GBの、オーバークロックモデルであることを表します。オーバークロックに関しては前述のとおり。ビデオメモリは2GBあれば十分だと思います、それこそ一般用途では。

 最後。GDDR5。これは、RAMの規格であるDDRGをつけたものですが、まったくの別物です。ビデオメモリの規格を表します。ちなみに、DDRの方は4が出たばかりです。
 
 以上、ビデオメモリに関して書いてみました。

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